「一緒に行こうか」
「はい」
………はい?
私の手を取り歩き始める先輩に、ドキドキ---
三上先輩と手…、手を繋いでいる。
あぁ、ここは天国なのかしら?
あまりの幸せな気分に、スキップがしたくなってしまった。
でもダメッ!
ここでそんな事をしたら先輩にきっと、白い目で見られてしまう。
自分に言い聞かせ、弾む胸を何とか押さえようとしたところではたと気付く。
あれ?
これはもしかして、マラソン大会に私は連れて行かれているのしょうか?
「あ、ああああぁぁぁの」
「良かった、大西さんも一緒にマラソン大会に参加するなんて。僕一人で行くの、少し心細かったんだ」
「そ、そうですか」
あ、いえ…、違うんですけど---
あれ?
これって強制的に私は先輩と共に、マラソン大会に出場しなくてはいけなくなってしまったんでしょうかね(泣)?
私は運動オンチではないけれど、得意でもない。
マラソンの順位もだいたい中間キープ…と言う、いたって普通の女の子なのよ?
それがいきなりマラソン大会出場ですか~~~?
こ、これはもしかしてもしかしなくても『外に出る』を選んだ私は、地獄コースまっしぐらあぁぁぁぁぁぁぁ…?!(ムンクの叫び状態)



