「レイ、そんなにソフトクリーム食べたかったの?」
思った事をそのまま口にしただけなのに…、
何が気に入らないのか?
レイは私に向かって、キッと睨みつけてきた。
そして呆れたように、はぁーっと大きなため息を吐く。
よく分からないんだけど…、
本当の事を言われて、恥ずかしかったのかしら?
勝手に一人で納得した私。
「別になんでもねぇよ」
「…うん?」
眉間にシワを寄せチッと舌打ちしながら私から少し離れたレイはきっとこれ以上、聞かれたくなかったのだろうとすぐに分かった。
気になる…。
…けれど幾ら考えても本人以外、分かるわけはない。
もう、考えるのは止めよう。
そんな事よりもこれから何が起こるか分からないのだ。
気合を入れていかなくちゃね!
よしっ!
と自分に渇を入れ、最後の一口となったパンを口に放り込んだ。



