「それにしても人間界の、この目玉焼きはうめーな。黄色い色も食欲をそそるぜ」
「魔界に目玉焼きはないの?」
「ある」
「へー…。どんな感じの目玉焼きなのか興味あるな」
そう言った私をレイは、ホークを銜えながらジッと見る。
口の中に食べ物がなくなるとレイはホークをゆっくりと置き、そして口を開いた。
「ここじゃ卵の中は黄身だが、魔界の卵の中身は赤身だな」
「赤身…?」
想像してみた。
ウゲッ---
うん、気持ちが悪い…。
血の色の卵なんて、薄気味悪くて食べたくもないや。
ゾワゾワと鳥肌の立っている私の事など気にする事なく、レイは言葉を続けた。



