「本当に残念です。…僕はチカさんの事、好きでしたので」
「えっ?」
「チカさんと別れて天界に戻ってからずっと、僕はチカさんの事ばかり考えていました…。もしレイさんとチカさんが別れる事になったのなら、僕がチカさんを貰いに行こうと思っていたんですけど…。………ムダな考えだったようですね」
「セリュ…」
「残念だったなセリュ。俺様とチカは赤い運命の者同士。どんなにお前がチカを好きになったところでそれはムダだ。例え俺様が今ここで死んだところできっとコイツは俺様以外のヤツとはゼッテェ、結婚なんざしねぇだろうな」
私の背後に回ったレイが、私の肩に腕を回す。
そしてそのまま抱きつき、頭の上からセリュに話しかけた。
『俺様以外のヤツとはゼッテェ、結婚なんざしない』…、かぁ---
レイの俺様発言には呆れるけど、その言葉は当たっているだけに何も言えない。
きっと…どころか、絶対に私はレイ以外の人じゃダメなんだ。
だから私は慣れ親しんだ人間界を捨ててまで、レイについて行こうとしている。



