辺りは静まり返り、私とレイの二人きりとなる。 …何か、 色々ありすぎて疲れた--- 魔王様がいなくなったからなのか、ドッと力が抜けた。 「………、……」 そんな状態だったから、レイから話しかけられているとは全く気付かなくて、肩を叩かれて初めて気付く。 いつの間に、私の前まで来ていたの? どこからともなく少し肌寒い風が私とレイの間に流れ、レイの長く伸びた髪の毛がサラリとマントと共に揺れた。 漆黒のその瞳が、真剣な眼差しを私に向けてくる。