【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~



「…そうだな。本当にすまなかったと思っている」


「………」



「だからお前の気持ちがもしその娘にあるのなら、…お前とその娘との事を許してやろう」


「………ッ」




魔王様の言葉にレイは目を見開き、掴んでいた胸倉から手を離す。


そんなレイへ柔らかく微笑んだ魔王様に、レイはグッと喉を鳴らしバツの悪そうな顔をしながら横を向いた。




「レイ…、チカさんって凄く良い子で大好きよ。あなたの思うままに行動しなさい…ね」



意味ありげにそう言ったテレスさんは、レイの手をギュっと握り締めニッコリと微笑む。


そんなテレスさんに、複雑そうに見るレイ。



テレスさんはそんなレイの頭を愛おしそうに撫で、それらかもう一度レイに微笑を向けた。




「母…さん」


「………ッ」



レイの口から漏れ出た言葉に、はっと目を見開くテレスさん。


瞳に涙を浮かべ、そのまま嗚咽をもらしながら顔を手で覆った。



そんなテレスさんを愛おしそうに目を細めた魔王様はソッと、テレスさんの頭にキスをする。