「レイ?」
「………」
ピタリと私の前で止まる。
そして…、
ジッと私の瞳から視線を逸らさず、私の手にソッと触れてきた。
ヒンヤリとした冷たいレイの指先にビクッと身体を揺らす私を気にする事なく、私の左手とレイの右手が合わさる。
「な、何これ?!」
「………オヤジ、これは一体どう言う事だ?」
触れ合った私とレイの手から赤い光の糸が、無数に絡まり出すのが見えた。
その糸は手だけではなく私とレイを包み込み幾重にも重なるように、グルグルと身体中に絡まり始める。
発光を帯びた綺麗な赤い糸状の光は、止まる事はない…、
不思議な光景だった---
私とレイを包む、この赤い光は一体?



