「ゲーム参加者であるそなたには、色々と迷惑をかけたな。…すまなかった」
そう言った魔王様は軽々と抱きかかえているテレスさんをものともせず、頭を下げてきた。
この一介の女子高校生に…だ---
こっちこそ魔王様に頭を下げられるなんて申し訳けなさ、半端ないんだけど…。
「き、気にしないで下さい。…えっと、奥様が見つかって良かったですね」
「あぁ、ありがとう。これも全てチカさん、あなたのおかげだ」
「いいえ、私はオロオロするばかりで何もしてないです」
「この186年もの間、妻がどこにいるのか全く掴めなかった。そこでチカさんの力を借りればもしかしたらこの状況を脱却する事が出来ると思い、貴女にゲームを強制的に参加してもらう事にした」
「………はい?」
今、何かおかしな事を魔王様はおっしゃっていたような気がしたのは気のせいでしょうか?
魔王様の話しから察するに私をゲームに参加させる事で、全てが解決すると踏んだと?
この平凡女子高生の私が解決出来ると、魔王様はそう思った?
え?
なんでよ?



