【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~



「テレス様の何もかもを奪い取れば私に命乞いをし、そして私だけを見てくれると思っておりました。…しかし違った。テレス様はどのような苦しい状況下にも関わらず魔王様以外、見ることはなかった」


「シトリー、あなたがどんなに私を望んでも、私の気持ちは永遠に変わることはありません。しかし…、あなたの気持ちに全く気付かなかった私をどうか許してください」



魔王様の腕の中でそう言ったテレスさんは、とても苦しげな表情だ…。



でも、テレスさんが謝る必要はないんじゃないかな?


そう思った。




いくら好きだからって…、


振り向いてくれないからって、人を苦しめてもいいの?




シトリーさんは絶対に間違ってるよ。



でも…、


シトリーさんも本当は分かっているからなのか、テレスさんと同じように苦しげな顔で唇を噛締めていた。