【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~



「シトリー、お前が私を気に入らなかったのは昔からずっと気付いていた。…それはテレスが私を愛した事が原因なのではないか?」


「………ッ」



魔王様の言葉に目を見開いたシトリーさんは、次第に顔を歪ませ横に顔を背けた。


それを聞いたテレスさんも、えっ?と声を出しながら、シトリーへと顔を向ける。




「シトリー?」


「………そうです。魔王様へ嫁ぐ為、城へ来られた時からずっと私はテレスさまをお慕いしておりました。王の座から引きずり下ろせばテレス様はもう、誰の物でもなくなる…そう思いここまで来ました」


「何故、好きな女にこんな酷い仕打ちをするのだ」



兵士に身体を拘束されているシトリーさんは顔を伏せ、身体を小刻みに揺らしている。




まるで…、


泣いているようだった---