【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~



「…シトリー、久しぶりですわね。二十年振り…くらいでしょうか?」


「あぁ、もうそんなに時が経ちましたか?貴女様をこちらへお連れしてから160年ちょっと経ちましたが、一向に死ぬ気配がありませんね?」


「一思いに、殺して下さって結構ですのよ?」



強い眼差しで射るようにシトリーを見るテレスさんを見下したような視線を投げかけ、わざとらしいため息を吐く。




「そう出来れば苦労はしませんが…。弱りきった身体になれば、王族を守っている魔法が解ける。しかし今の貴女様を見る限り、まだまだ時間がかかりそうですね」


「…私を弱らせて王を脅す気なのね?…目的は何?」



私と二人きりだった時と違って弱っているところを見せず、ハキハキとシトリーさんと話すテレスさんの身体は大丈夫なのか?と心配になってしまう。



凄く、無理をしているように見えたから…。




その時、シトリーに向けていた強い瞳が私へと移動する。


その瞳はとても柔らかく、大丈夫だから心配しないで…と言っているようだった。




本当にこの人は、人の心が読めるのではないだろうか?


そう思ってしまうくらい、私の事を瞬時に分かってくれた。