「………、…………」
死神が口を開き多分、私に声をかけてきた…と思う。
でもそれはあくまでも、多分…だ。
だって口は動いているけど、声が聞こえないんだもん。
これって私が人間だから聞こえないの?
そうなの?
そうだよね?
でも、声が聞こえなくても…。
ゾワゾワゾワゾワ…、
鳥肌が半端ないのですがッ!
「………こっ………ッ」
でも取り合えず多分、挨拶をしてくれた?のだから私も挨拶をしなくてはいけない?
…のかと律儀に思ったけど、言葉が上手く口から出てくれやしない---
そんな私の様子を多分、フードから隠れた瞳がジッと私を見ているのだろう…。
口元が笑っている…、
ように見えた。
気持ち悪いよ~!
半泣き状態の私の唇はフルフルと震えていて、全く止まらない。



