「王族の方…なんですよね?…レイって知ってますか?レイヴィルって言う名前なんですけど」
「…王族にそんな名前はいないわね。あなた人間なのに何か知ってるの?…どうして魔界にいるのかしら?」
ごもっともな質問に、さてどう答えようかと考える。
どうして魔界にいるの?
なんてこっちが聞きたいくらいだし---
「えっと…天界と魔界で年に一回、人間一人に選択肢を選ばせるゲームに参加させてどう転ぶか賭けるゲームをやっているの、知ってますか?」
私の言葉に目をパチクリしながら、あぁそう言えばそんなゲームがあったわね…と頷いたのを確認してからまた私は話し始めた。
「今年のそのゲーム参加者が、私なんです」
「…そう。で、なんでそのあなたがここにいるの?」
私は即座に首を傾け、さぁ?と答えた。
本当に…、
なんで私がここに、いなくてはいけないのだろうか?



