「……あ、あの」
「あいつらはね丁度、私が出産して油断したところを捕らえたの。王族の人間は赤子を産んで暫くは王族の守りがなくなってしまうのよ。それをあいつらはどこかで知ったのね。本当、酷い…。その時、産んだ子供を抱く事も出来ずに私はここに連れてこられたのよ」
レイとの関係を聞こうと口を開いたところでその女の人はまた話し出してしまい、言葉にする事が出来なかった。
女の人は言葉を吐き捨てるように出し、そして涙を浮かべる。
悔しそうに唇を噛締め、どこかを睨みつけていた。
赤ちゃんを産んだその場で連れ去られたなんて、…本当に酷い。
そう思ったけどそれよりも気になることがあって、そればかりが頭を過ぎって口にしてもいいのか迷ってしまう。
聞いても…、いいのだろうか?
レイと関係のある人なのかな?
この女性は---
親戚関係…?
とも思ったけど、それは聞かなくちゃ分からない事だよね?
ゴクン…、
と喉を潤してから口を開いた。



