【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~



バチッ---



「うわっ!」


びっくりして、思わず大きな声を出してしまった。




ヤバッ!


と、思った私は素早く顔を引っ込める。




あまりにもビックリした私の胸は、バクンバクンと煩く音をたてている。




いま…、


隣にいる誰かと、目が合ったよね?




うん、合った。



でも…、


思ったほど、怖くはなかった…かな?



よし!


と、度胸を決めもう一度、隣の部屋へと覗き込んでみた。





「……あなたは、誰?」


「………ッ!」



中にいる人物を見て息を飲んだ。


その人物は私の事を気にする事なく話しかけてきたけれど、私は驚きのあまり言葉が出なかった。



目にしたその人物は座っている状態で手や足に枷をつけられ、長い鎖で繋がれているのは見ての通りだ。




でも…、


顔や身体に肉付きは全くなく骨が浮き出ていて、生きているのが不思議なくらい。




一言で言うなら、ミイラに近い状態…なのだ。




目は押し窪みギョロリと私を見るその瞳は、怖いの一言につきる。


そんな事を言ったらその人に悪いのかもしれないけど、それくらい怖かった。




不思議なのはその人の髪の毛だけは艶やかで、黒い髪が生き生きとしているのだ。