ここは私みたいな人間の居るべき場所ではない事は、何となく空気から分かった。
だからこそ私は誰とも会いたくはないと思っている…。
だってきっと誰かしらと会ったとしたらそれは、人間ではないのだから---
ヒーーーーーッ!!!
そう、叫びたくなるのを堪えながら崩れた壁をジッと見据える。
そこから覗けばきっと、私に声をかけてきた人物に会えるはず…。
でも…、
足が動かない---
それはきっとその人物に会いたくないと、身体が拒否反応を起こしているからなんだろう。
「誰かいるのなら、…返事をして?」
「…は、はぃ………」
思わず返事をしてしまった。
はっと、口に手を持ってく。
し、しまった!
そう思っても、もう遅い---



