「あぁ、シトリーさんかぁ」
ポンッ、と閃いた名前は見目の良いレイの従者。
でも何で私が、シトリーに捕まってしまったのだろうか?
よく分からない---
まさか私、殺されるとか?
膝を抱え込み、その上に頭を乗せ項垂れた。
シトリーさんは悪魔。
もしかしたら私を食べるために、捕まえたのかもしれない?
うわっ!
それはやだなぁ---
想像してブルリと身体が震えた。
急に自分の今後の行方が気になり涙目になったところで、軽快な音が聞こえてきた。
その音を聞いた瞬間、懐かしく思ったのはきっと心細かったからだろう。



