「う…、………んッ…………、んんッ?」
寒い…。
それに床が硬くて痛いんだけど---
不快感に目を擦りながらゆっくりと瞳を開けてゆくと、そこは…
一面、石に覆われた薄暗くて寒々しい六畳程の部屋の中。
そしてなんとも頑丈そうな鉄格子が、私の目の前に佇んでいたのだ。
ここは一体、どこなんだろう?
ボンヤリする頭の中で、一生懸命考えてみる。
うーんと…、朝起きたら雪が降ってて…、学校で先輩に会い、それから屋上に行った…のは覚えている。
そこにレイがいたんだっけ…。
驚いた表情のレイを思い出し、すぐにレイの周りにセリュやミリィ、シトリーが居た事も思い出した。
その後…、
シトリーさんの瞳と目が合った事まで思い出したけど、それ以上は全く思い出せない。
うーん?
何があったんだっけ?
だんだんと霧がかった思考が晴れてきたけれど、やっぱり何で私がここにいるのかさっぱり分からなくて首を捻った。



