「これじゃぁ、俺達は結婚なんざ出来ねぇな」 「…レイ様」 ウルウルと瞳を潤ませるミリィに構う事なくチカを助けに行くため、俺様は魔力を出し始めた。 すぐに助けに行くからな、チカ--- 「レイ様を私の物にしようとしただけですのに…、なんでこんな事に」 「シトリーになんて言われたか知らねぇが、王族を騙そうとするからだ」 「そんなつもりはなかったですのに…」 ポロポロと零れ落ちる涙を気にする事なく、俺様を見つめるその瞳にツキリと胸が痛んだがこればっかりはな…。