「へッ?」
五段ほど身体を打ちつけたところでピタリと止まった私の身体は、何かに支えらた。
すぐに私は、その場に下ろされる。
下まで落下しなくて良かった---
何事もなくて良かったと、ホッと息をつく。
「重いッ!」
「ゴメン!…ッてかどうもありがとう、レイ」
「フンッ」
どうやら下へと落ちていく私の服をギュっとレイが掴み、落ちるのを食い止めてくれたようだ。
ほんの少し身体をぶつけただけだから、そんなに痛くはない。
助かった---
それにしてもこんなに小さい身体なのに、私を持ち上げる事が出来るなんて?
チラッとレイを見た。
私より少し高い位置にいるレイの顔は、横を向いている。
見えた横顔は、少し赤みがかっているように見えた。
あれ?
もしかしてお礼を言われて、テレたのかな?
そう思った途端、私の口元がにやけてしまった。
何この子、凄くかわいいんだけど---



