「テメェから魔力を使ったのが駄々漏れなんだがなぁ」 「それは今までずっとレイ様を見守る為に、姿を消していたせいでございましょう」 絶対に口を割らないだろうと思ったのだろう。 レイは思いっきりため息を吐き出し、そしてシッシッと犬でも追っ払うかのように手を振り払った。 そんなレイの態度にイヤな顔一つ見せず、御意と言いながら姿を消していく。 暫しの静寂が辺りを埋め尽くす。 …違う。 セリュの寝息だけが聞こえていた。