「人間の年にすると3歳ですが、これでも僕は30年生きてきたんです。チカさんよりしっかりしてるのは当たり前じゃないですか」
「あ、そっか」
呆れたように言われて思わず、えへへへ…と笑ってごまかしておく。
どうしても見た目がちっちゃいから、子ども扱いしてしまうのはしょうがないよね?
そう思ったけど当の本人にとってそれは、酷い扱いだったようだ。
なんかすみません---
ペコリッと謝ってみると、セリュが苦笑いした。
その表情を見ると、大人っぽい顔かも…と少しだけ思ったのはここだけの話である。
「さて、部屋に戻りましょうか?」
「今はレイを一人にした方がいいんじゃない?」
「いえ、大丈夫でしょう。普通にしていれば問題はないと思います。変に気を使って部屋に戻らない方が、レイさんにとって気に入らないと思いますよ」
「うーん、そうかぁー」
セリュの言葉に何となく納得したところで、二人一緒に立ち上がった。
そして今日のマラソンの出来事や、先輩がいかに素敵なのかを話しながら部屋まで戻る。
私の話しを終始、セリュは天使の笑顔で聞いてくれていたので私は凄くご満悦だ。



