「うん。じゃぁダイニングテーブルに座って待っててね」
「はいッ!」
そう言ったセリュはパタパタと羽をばたつかせながせながら、廊下を飛んでいった。
セリュの背を見送りながら、もしあの時先輩とランチに行っていたら…、
と、考える。
きっと私が帰ってくるまでセリュは、お腹を空かせてしまっていた事になっていたはず。
だからまぁ…、
ランチに行かなくて、結果的には良かったかな?
さてと…、何を作ろうか?
その前にまずは手を洗わねば。
自然と私の足は、洗面所へと向かうのであった。
「オイ、チカッ!腹減ったぞ~!!」
「はいはい、ちょっと待っててね」
レイの怒鳴り声がキッチンの方から聞こえてきた。
元気そうなレイの声に、胸を撫で下ろす。
レイがいつも通りだったから---
でもそれが喜ばしいとはいえないような気がして、洗面所で手を洗った私はタオルで拭きながらボンヤリ考える。



