「俺は………、大人になりたくねぇ。…だからずっと俺はこんなちっせぇ身体のままなんだ。魔族はそう願うだけで、体型を変える事が出来るんだよ」
「大人になりたくない理由って何?」
思わず出た率直な疑問に、レイはクルッと私から背を向た。
まるで自分の表情を、私に見せないようにしているかのように---
先程レイが後ろを向く時に一瞬見えたその瞳は、悲しみに彩られていたように見えて…、
思わず…なのか、その瞳に誘われるように私の手がレイへと無意識に伸びてしまった。
…でも、すぐにその手を下ろす。
なんで私はこの時、レイを抱きしめたいと思ったんだろう?
なんでこんなレイを見ていると、胸が苦しくなんるだろうか?



