「んッ?………悪魔と天使???…っぽいなぁ」
「あぁ、俺は悪魔で魔王の息子だ。で、こいつは…誰だ?」
レイは自分の背にあるコウモリの羽のようなものをパタつかせながら、ペットに座っているセリュを見下す。
そして腕を組みながらレイは顎で、セリュに早く答えろと促した。
…って言うかレイって、羽があるんだね。
マントから羽が飛び出ているけど、マントに穴でも開いているのだろうか?
色々と疑問に思う事があり、私の目が点状態。
しかしそんな私の事など誰もお構いなしのようで、驚いている私に見向きもしてくれない。
悲しい---
まぁ、悪魔が本当なら羽が生えているのも本人にとって当たり前なのだろうけど---
だから羽についてレイに聞いたらまた怒られるんだろうな?と言う考えにいたった私は、言葉をグッと飲み込んでおいた。
そして二人のやりとりを、じっと見つめる。
レイを一瞥したセリュはフワリと顔を綻ばせながら、ピョコッと立ち上がりペコリと頭を下げた。
その時、見えてしまった!
セリュの背に、白いホワホワの羽があったのを---
おぉ~ッ!
物語に出てくる天使の羽のようだッ!
レイが悪魔なら、この子はやっぱり天使なんだろうな。
と、勝手に納得しながら頷く私を置いて二人は会話の続きを始めた。



