ツキは先程の邪悪な魔力をたどり、中心街まで来ていた
「ここはやっぱり賑わってるなァ…。
ここで面倒事起こしたくねェんだけど…」
それにしても、
とツキは考えた
「さっきの魔力…誰だったかなー。
絶対昔に会ってる奴だなァこりゃ。有難くないけどー。
なァマロー?」
自信の従獣に同意を求めるとマロは何もない空間から優雅に躍り出てきて、頷いた
「私の記憶が正しければ、この魔力…」
マロが喋り終える前にそれを遮るようにツキ達のすぐ傍で爆発が起こった
「きゃああああ!!!!」
悲鳴が響きツキは爆風に押されながら爆発が起こった方を見た
「…はずしたか…。
憎き魔法界の神…!!!!!!
僕の愛しい人の兄…!!!!!!!」
黒いフードを深く被った男が黒い犬を連れ、そのフードの下からツキを睨んだ
「やっぱり…こいつだ」
ツキは冷や汗を流しながら口角を上げた
「ホシの婚約者」
