「…―んにょ?」

私はうっすら瞼をあける。
まぁ当然のように目には天井が飛び込んできた。

上半身をムクリと起こしてウィッグを確認。


「ん?
少しずれてる…」

あぶないあぶない…早く戻さないと…
それはおいといて、竜達どうしたんだろう?

まさかまだ探してるなんてことないよ
ね。


私はなんとなくケータイを見る。

「うゎ…
スゴい着信……」

着信どころじゃない、
メールの数もスゴい量だ。