私はわぁっとその場で泣いてしまった。
拓也は困った顔をしている。
「おいー拓也、女泣かしてんじゃねーぞ?笑」
部活の先輩。
えっとー・・名前は確か・・
森・・なんだっけ?
いいや、森先輩ってことでw

私は、泣き止んで、拓也を見た。
それで、言ったんだ。
「もう・・駄目だね私たち。
いいよ、拓也が別れたいなら・・私はそれで。」
また涙がこぼれ落ちる。
目をハンカチでおさえて、私は拓也の前から去った。

「私の初恋・・
嫌な別れ方だったなあ・・
次の恋にかけるかあ。」
私はボンヤリ想った。

家に帰って、ケータイのアドから、拓也のアドを消そうとした。
やっぱり・・最後ぐらいメールしよッ
私は拓也宛にメールを送った。
「拓也・・
私たち、付き合ってた期間短かったね。
でも・・楽しかった。ありがとう。
じゃあ、このアドも消すね。
ばいばい」

送信っと。
これで・・これでいいんだよね、うん