一颯のベッドの中だった。


「もしかして、キスで起こそうとしてくれたのかな?」


からかうような、それでいて甘い囁きが、耳をくすぐる。


「だとしたら、それは…。
チーとして?
それとも…。
オレの彼女の千亜として?」


あたしの目をのぞきこむ、うるんだ瞳。