恥ずかしさでどんどん赤くなる顔を、なるべく一颯から遠ざけようと四苦八苦していると…。


「そんなの、気配でわかった。
つか、なんであんなに…。
オレの顔をのぞきこんだ?」


ニヤリと笑った顔が想像できるような、低くて、ちょっと意地悪な声が聞こえた。


「じっくり聞かせてもらおうか?
ベッドの中で」


そんな囁きにドキッ!としたときには、もう…。