ご主人様に恋をしたっ‼︎ ~甘々いじわる編~

「…っ」


それがまた、あたしの心臓をわしづかみする。


冷めた瞳をあたしに落としながら、


「で?」


と、短く冷たく先をうながす一颯に、嫌われたくないとか。


ニコッと笑ってほしいとか。


媚を売りたくなるんだもん!


だからあたしは、最大限の作り笑いをして、一颯に告げた。