ご主人様に恋をしたっ‼︎ ~甘々いじわる編~

「ダーメ。
逃がしてあげない」


一颯は、あたしの手首をつかんで、軽くシーツに押し付けた。


「まだ聞いてないし?
オレの顔を、あんなにものぞきこんだ理由」


そう言って一颯は、クスッと甘く笑った。


「理由によっては、千亜ちゃんの期待に応えなきゃいけないから…」


「…っ?」


「学校は…。
遅刻ってことに、なるかもね?」


そう言って、今度はちょっぴりいじわるな顔をする。