「い、一颯、どいてっ」
「…ん?」
「約束通り、ちゃんと起こしたから」
「……」
「あたしっ。
もう、学校に行く」
一颯の顔を見ることなく、Tシャツの胸を、今度はグイグイと押した。
「だから、どいてっ」
それなのに…。
「…ん?」
「約束通り、ちゃんと起こしたから」
「……」
「あたしっ。
もう、学校に行く」
一颯の顔を見ることなく、Tシャツの胸を、今度はグイグイと押した。
「だから、どいてっ」
それなのに…。

