「さっんかい♪さっんかい♪」


凛音ちゃんがエレベーターを呼ぶ

この図書棟は四階建てで
一般生徒は三階までしか入れないんです。

そして本校舎にも図書室があるため、滅多に使われません。

ウィーーーン ピンポーン

エレベーターがつく


「よし。後は図書準備室に…
…ガチャ…はっけーん!」


「うわっなんだ凛音か…
ビックリさせんなよ…」


「なんだってなによ!
あっヤッホー!速水君!」


「おぉ。綾瀬。おとはは?」


「ここにいます!」


私がひょこっと顔を出す