リピート

もうすっかり日が暮れてしまった。
裕也は、要を探しに行くからここ、教室で待っててといったきり、20分も戻ってこない。待つのが嫌いなのでひどくイライラしてる。
私は暇つぶしに、あの手帳を読んで見ることにした。

…遅すぎる。もう1時間近くになる。

私は教室を後にした。

✳︎

教室を出ると、外は暗くなっていた。

…今はだいぶ落ち着いてはいるものの、やはりさっきの光景を思い出すと震えてくる。


愛乃のあの目が、目が、目が…。

彼女のあの目が私の脳内に焼き付いて離れない。

新鮮じゃない死んだ魚の濁った目
人が死んだときの目
何もかも諦めたかのような目
深い悲しみを背負った目

どうしてもあの目が気に食わない。


私はあの手帳の内容を信じて、教室を後にした。