空の名前


階段を上って、
ドアを開けて。


向かった先は屋上だった。


私は屋上のドアから
竜馬のことを見ていた。


竜馬は屋上で大の字になって寝た。
でも、目は開けたまま。
どうやら、空を見ているようだ。

でも、竜馬は私に気づいたらしく
私に声をかけてきた。


「おい、何コソコソしてるんだ」


ビクッとした私は、
「いや、私も空見に来たんだよね~」
と冷や汗をかきながら嘘をついた。