空の名前


その時、
何故か私は自然と目から涙がこぼれた。


私だって話したい。

だけど、
人と話すのが怖くて、辛い思いはもうしたくなくて…。


だから、
話さないで一人で居るって決めた。


だけど、私にとってこの男は違った。
私の事を
唯一分かってくれるような気がした。

唯一信じられるような気がした。


一人で居るって決めたけど…。
私はこの人なら、話せると思った。