…やめて…気持ち悪い…男の手…が、私の身体のすみずみを撫で回す…。
気持ち悪い…気持ち悪い…気持ち悪い…気持ち悪い…!
ただただ、不快という感覚しかなくて。
「…やめ…て…!」
…ピタリと手が止まった、私の身体を弄っていた、男の手が。
…終わっ、た…?
…と、思ったのに。
「…え?…っ!」
いきなり男の手の動きは激しくなった私の腕や顔だけじゃなくて胸や太ももなんかまで撫で回す男。
…やめて!
レイ…涙が出た。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!
……唐突に男が呟いた。
「…ナノは…俺だけの、モノ…。俺、だけのモノ…」
ブツブツ、ブツブツと、わたしに言うまでもなく私の身体をまさぐりながら、呟いている。
やめて…そんな声も聞かない。
「ナノ…可愛いよナノ…。
コロシタイホド」
「…えっ…?…いたっ!」
押し倒された床は冷たくてもうやだやめてワンピースの中に手が入ってくる手錠が部屋に鳴り響く男の荒い息づかい気持ちが悪い…!
…っ、やめて!
…願いは、届かなくて。



