赤と青と黄色…
それらが空で混じる事なんてなくて。
もしもその三色が空に浮かんだら、
アタシはまた、希望を持てるのに。
まだ、
希望はあるって気がするから。
アタシの上の空はやっぱり、
青いまま…雲が流れてく。
「…はぁ…」
一つ、自転車を横に並べたアタシは、
地面の冷たさを感じながら、
ため息をつく。
「…あのバイト、
気に入ってたんだけどなぁ…」
それなりに楽しく、
時給も良いバイトだった。
高校生の一人暮らしの
大変さを考えても、
あそこの時給は絶対に良かった。
でも、イライラしてたせいで、
お客さんの服に商品を付けてしまって…。
常連だったらしく、もうカンカン。
許してくれない。
そのまま、アタシはクビになった。
そして今、自転車で転けて、
地面に寝転んでる。
やっぱり人生って、
上手くいかないもんだなぁ…と
痛感した。
現に、アタシも……!?
…最初、アタシはどこか
不思議の国にでも
迷い込んだのかと思った。
さもなくば、どこか異国の地に。
…いや、まぁ、現実なんだけど。



