…今宵、あの人の結婚式。





白いウェディングドレス。

白い手袋で。





…最初から、解っていた。

この恋が叶わない事は。





でも…僕は君を、好きになった。





隣の男が、彼女と手を繋ぐ。

…僕があそこに、立ちたかったなぁ。





今は夜、僕が唯一 輝ける時間。

あの人がこっちを見て、手を組んだ。

…せめてものお祝いの証として。

僕は君の願いを叶えよう。





ほら、願って——…

僕は消えるから——…










「幸せになりますように!」





私がそう言って、
夜空に願った瞬間に流れた、
美しい流れ星。





幸せを叶えてくれるの?

私は、そっとあの人の手を取り…




——優しいキスを交わした。





            —完結—

…意味が解りましたでしょうか…。

“星”が___夜空に光るアレです___
人間の女性に恋をするお話です。

こういう話…好みなのですがね、
文章力が問題になりましてね…。

趣味度“は”…89%かな…。