夜は寝ずに未來の看病をした
気付かなくてごめんという気持ちで
ひたすら看病を続けていたらいつの間にか朝方になっていた
今日は学校も仕事もない
なんてラッキーな日だ
「ん…」
顔を歪ませて未來が声を出した
「未來?」
もしかしてまだ辛いのか?
そう思うとなんか不安になってきた
「未來!」
名前を呼ぶ時に腕も触ってしまった。
すると
「っ! 痛ったい! 」
大きな声をあげ起き上がった
「やっと起きたか…大丈夫か?お前昨日倒れたんだよ説教中に。昨日雨にうたれて熱を出したんだろう。」
「迷惑かけてすいません。あの…昨日倒れたとかどこかぶつけたんですかね? 私」
どこかぶつけた?…そういえば腕から倒れて行った気がする
「あぁ、痛むか?昨日倒れたとき腕ぶつけてたんだよ。
ほら、赤くなってる。」
「うわ…本当だ。腫れちゃってる。」
自分の腕を見て顔を歪める未來
未來が倒れるとき俺が受け止められればこいつは怪我をせずに済んだんだ
「ごめんな。受け止められなくて…」
「え?」
未來はなんで俺が謝るのか?という顔をしている
「お前が倒れるとき受け止められなくてごめんな…痛かったよな。
熱あることだって気づけなかった。」
「蒼樹くんは悪くないですっ! もとはといえば私が悪いんです。
家の鍵忘れちゃうし迷惑かけてばっかりで…本当にごめんなさい
あと…ありがとうございます」
っ!…最後のありがとうの時に笑った顔、あれはダメだろ…


