蒼樹くんのお家を出てからコンビニに行き適当に下着を買って戻ってきた

パジャマは蒼樹くんが貸してくれるって言ってくれてるから問題ない


「戻りました」

「風呂沸いてるぞ」

「ありがとうございます」


洗面所に行くと蒼樹くんが部屋着を置いておいてくれていた


「いい人だな…」


蒼樹くんも少し濡れていたしパパッとお風呂済ませちゃおう

…とは思っていたもののお湯に浸かると温かさで眠気が襲ってきて…

そのまま眠りの世界に落ちそうになったとき


「おい!大丈夫か!?」

「キャー‼︎ 何ですか⁉︎ 」


蒼樹くんの大きな声で眠気が一気に吹っ飛んだ


「お前2時間も風呂に入って何やってんだ!」


えっ⁉︎ 2時間もお風呂に入ってたの⁉︎


「ごめんなさい…ついウトウトしちゃって」

「早く出てこい」

「はい」


ここは蒼樹くんのお家で蒼樹くんに変な心配をかけてしまったから素直に従うしかない

フラフラしながらお風呂をでた。

2時間もお風呂に入ってたからのぼせたかな?

用意された服に着替えリビングに行った


リビングに着いたときには蒼樹くんが仁王立ちをして待っていた。


「お前風呂で寝るってなんだよ」


この言葉遣いだと怒ってるよね…


「ごめんなさい,眠くなっちゃって…」


あれ? お風呂から上がったのにまだ頭がフラフラしている感じ…

フラフラっていうかクラクラ?

地に足がついていない感じと言った方がいいかな?


「それでも風呂では寝るな、心配するだろ」


蒼樹くんが言ったことも頭に入ってこない…


「おい、聞いてんのか…」