スタジオから出てトイレに向かうその途中であることに気が付いた
「トイレどこ? 」
テレビ局なんか滅多に来ないしトイレがどこにあるのかさえわからないまま出てきてしまった
…こんなに広いんだもん
歩けば見つかるよね?
そして歩き続けること数分
トイレが見つかった
よかった…トイレあったー!
時間もなくなりつつある事に段々と焦りが出てくる
女子トイレは男子トイレより奥にある
ここからはほんの数メートルだけど歩いていく時間が惜しくて…
走ってトイレまで向かった
男子トイレから人が出てくるなんて考えもせずに…
『…ドンっ!!』
「うわっ! 」
何か大きなものにぶつかった
見事に床に尻もちをつきポケットに入れていた携帯が放り出される
私何にぶつかったんだろう
壁かな?
いやそれはあり得ない
だって私は今トイレに行こうとしてて前に壁なんてなかった
じゃ…何?
尻もちをつくまでの間に頭をよぎった
「大丈夫ですか?」
男の人の声がする
そうだっ! 女子トイレに行くまでに男子トイレがある
もしかしてぶつかった人って男の人⁉︎
目を下に向けると男物の靴


