次の日,昨日の夜に書いた退職願を鞄に入れペッタンコの靴を履いて出社した
「すいません編集長。あの…これ受け取って下さい」
「なんだ…退職願?」
「はい…実は妊娠して,旦那に仕事をやめて安静にしてろと言われたものですから…
勝手なことを言って申し訳ないと思ってます。受け取ってもらえませんか? 」
「おぉ!妊娠したのか!おめでとう!
うちとしてはちょっと厳しいが…池川さんは優秀だったからね。」
「いえ! そんなこと…」
「でも旦那さんがそういうなら仕方ないね。妊婦さんに仕事をさせるのもね…。
わかった、受け取るよ。
これから頑張っていくんだぞ?」
「はいっ! ありがとうございます‼︎ 」
「おい、みんな!聞いてくれ。
池川さんがオメデタのため会社を辞めることになった」
『え!?おめでとうございますっ!』
『おめでとうございます!』
「ありがとうございます」
「これまでよく働いてくれた。本当にありがとう」
「…短い間でしたがここで働く事ができて楽しかったです。
私事で本当に申し訳ありません…お世話になりました! 」
最後に感謝の言葉を言い私は今日会社を辞めた。
いい人ばかりでよかった…
会社を出て家に戻ってきた。


