ドキドキ… 蒼に心臓の音が聞こえちゃうよ… もしかしたらもう聞こえてるのかな? 遠慮がちに蒼の隣に座ったら抱きしめられた 「未來の心臓の音がこっちまで聞こえる」 「う,うん」 「…いいか?」 「…」 私は何も言わずただコクっと頷いた それを合図に蒼は私の事を抱き抱え寝室へと消えていった それからはただ幸せだった やっぱり怖さもあったけどそれをはるかに上回るほどの幸せがあった そうして私たちの初夜は終わっていった