「まぁいいか。美味そう、いただきます」
「ど,どーぞ…」
どうかな? 蒼と離れてる間にレパートリーも増やして味も前よりは美味しくなったと思う…けど
「相変わらず美味いな」
「本当っ⁉︎ 」
パクっと一口食べると美味しくできていた
よかった…不味い料理を食べさせるわけにはいかないから…
何十分かしてご飯を食べ終えた
ご飯を食べ終わった蒼はテレビの前のソファに座った
…私はどこに座ろう?
立ったまま悩んでいると
「こっち来いよ」
と,蒼からのお呼びがかかったので蒼の隣に座った
「「……」」
もし,今日そんなことになるんなら…
なんてことを考えてしまって会話なんかできない
「な、未來はさ…俺とそういう事する気ある?」
「えっ⁉︎ …それは…うん」
突然話を振られたかと思えばやっぱりそういう話だよね…夫婦になったんだからとうぜんと言えば当然かな
「そうか」
蒼は私がそんな事を言うなんて思っていなかったらしく上機嫌だ
「でも蒼が嫌とかじゃないの! だけど私,経験がないから…」
「知ってるよ、未來の初めての彼氏が俺なのは聖奈ちゃんから聞いてる」
聖奈から?
…全く勝手に言ってんじゃないわよっ‼︎
「経験がないのって嫌じゃないの? 」
「寧ろ未來の初めて貰えてすっごい嬉しいんだけど?」
「あぁ…そうですか…」
下を向いて恥ずかしがっていると抱きしめられた
「今日、いい?」
「…うん」
「早く風呂入ってこい」
「わかった」


