心地よい音楽が流れる

人生で一度の結婚式,になればいいと思う

私は純白のドレスを身につけヘアメイクもしてもらった

手には綺麗なブーケ

鏡にいる私に思わず目を見開く

こんなにも違うものなんだ…

蒼はなんて言ってくれるかな?


「失礼致します。そろそろよろしいでしょうか?」

「はい」


みんなが待つチャペルへと足を進める

蒼はもう中にいる

外で待っているのはもちろんお父さん


「どうかな? 」

「いいんじゃないか」


恥ずかしがって目を合わせてくれない父に思わず笑みがこぼれる