「久しぶりだな、未來」


え…嘘…

私の前にいる人は…蒼?


「…っ蒼? 」

「元気だったか?」

「…会いたかった…蒼っ! 」


嬉しくて蒼に抱きついた

久しぶりの蒼の温もり,匂い


「おい、相変わらずだな。変わってなくてよかったけど」


そして頭に感じる手の感触

ハハっと笑う蒼に対して涙が止まらない私


「蒼ーっ! 会いたかった! 」

「とりあえず泣きやめって。近所迷惑だろ?」

「いいもん! ずっと我慢してたんだもん! 」


それからしばらく経っても泣き止むことはできなかった


「落ち着いたか?」

「…うん」


落ち着いた頃には目はパンパンで…こんな顔蒼にはみせたくなかった


「こっちに戻ってくるの遅れてごめんな」

「もう待ちくたびれたよ」

「ごめんな、一人前になって帰ってくるって決めてたから」

「蒼の活躍みてたよ」