『今日行われる橋本蒼樹さんの記者会見ですが、午前9時から始まるようです。』
「未來聞いた? 記者会見9時からだって」
「聞いてたよ」
そんな大事な情報逃すわけがない
ご飯を食べていてもお母さんの話なんて入ってこない。
今はテレビの声しか聞こえない。
記者会見が始まるまで後2時間
お母さんと話をして時間を潰した
9時ぴったりにテレビをつけテレビの前を占領した。
その姿をみたお母さんは呆れていたけど。
その頃になると瑞貴も降りてきて…
お母さんは私の事を瑞貴に話していたけれど瑞貴は私達の事をわかっているから特になにも言わなかった
『今から橋本蒼樹さんの記者会見が始まるようです!あっ!橋本蒼樹さんが入ってきました!!』
蒼…
蒼が登場した途端にカメラのフラッシュが降り注ぐ。
蒼はそれを気にも留めず真っ直ぐ前を向いていた
蒼はなんて言うのだろう。
今の私はなんとも言えないんだ。
蒼の未来を考えると否定してほしい。
だけど私は自分勝手で…
私の存在を消さないでほしい。という感情もある。
どうしたらいいのかわからないんだ


