「何もないよ? ちょうど帰ろうかなって思ってたところなんだよね」
「未來! ちゃんと私を見て! 」
嫌だ,聖奈の目は見れない
泣いた跡が分かってしまう
「いや…」
「何があったか話して」
聖奈の目をみたら真剣そのもので
誰かに私の気持ちを知って欲しくてわかって欲しくて
私がした事は間違ってないって言って欲しくて…全てを話した
「辛かったね,よくがんばった」
「うっ…間違ってないよね? 」
「…私にもわからない。芸能人との恋だからなんとも言えないけど,私が未來だったら同じことしてたと思う」
恋ってこんなに苦しいものなんて知らなかった。
初めからハードルが高すぎたね
「ありがとう,話聞いてくれて」
「ううん…帰ろう」
「うん…」
2人で学校を出た
こんなにも静かな帰り道は初めてだった


